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従業員プラットフォームの人気の高まり

2024-11-16
目次

最近、従業員のパフォーマンスを高める取り組みとしての従業員エクスペリエンス(Employee Experience) が注目され始めています。

マーケティングの分野では、直接顧客とつながり、サービスや製品を提供する従業員が、質の高いサービスを提供できるかが顧客体験価値(Customer Experience)の向上として業績アップにつながることがわかってきました。

この概念を人事分野に取り入れたのが従業員エクスペリエンスという考え方です。今、人事分野ではマーケティングでいうところの「顧客」を「従業員」に置き換えて、職場環境や働きがいといった金銭的価値以外の要素で従業員のエンゲージメントを高める従業員エクスペリエンスの向上に取り組む企業が増加してきました。

従業員プラットフォームの進化

従業員エクスペリエンスをよりよく理解するためにまず、マーケットプレイヤーの回答をもとにここ20年の会社中心のビジョンから従業員中心のビジョンへどのように変化してきたのかを見てみましょう。

  • 2000年代 : ポータル – コミュニケーションの強化
    第1世代は、ポータルソリューションです。たとえばSharepointを活用したサイト構築ツールでした。しかし、 このアプローチは結果的に、サイロが生まれたりダイナミックな活動を発生させにくい環境ができてしまい、生産性の損失につながりました。
  • 2010年代 : ソーシャルイントラネット – ナレッジシェアリングとコラボレーション
    第2世代のデジタルワークスペースは、ソーシャルイントラネットです。たとえば、Jiveの活用です。 デジタルワークプレイスツールの急増や従業員が使用するツール数の増加にもかかわらず、生産性はわずかにしか成長していません。
  • 2020年代 : 従業員エクスペリエンスプラットフォーム – イノベーションを加速するためのボーダレスな企業プラットフォーム
    従業員エクスペリエンスを中心に、業務や作業をよりシンプルで簡単にします。 デジタルワークプレイス市場の第3世代には、LumAppsが、従業員と組織のニーズに対するソリューションを提供します。

従業員エクスペリエンスマーケットの強化

リモートワークが普及する中、企業はITや人事関連の戦略でこのようなプラットフォームの導入を早急に検討する必要があります。

また、大企業では LumApps が提案するビジョン「従業員エクスペリエンス」の重要性を認識し始めています。例えば、以下の企業は様々な形で新たな提案を始めています。

  • Salesforce社 は、コラボレーション市場に対応するため、また新しい働き方のためのオペレーティングシステムを確立するため、 Slack社を買収しました。
  • Workday社 は、従業員エクスペリエンスを推進するためPeakon社を買収しました。 
  • Google 社は、2020年にG Suite を「すべてを1か所で行うことができる」Google Workspace として再パッケージ化しました。
  • Microsoft 社は、2021年「従業員のコミュニケーション、福祉、ラーニング、ナレッジ共有のためのツールをワークフローの一環として取り入れるための」従業員エクスペリエンスプラットフォームであるVivaを発表しました。
     

従業員エクスペリエンスとは?なぜそれが重要なのか?

従業員エクスペリエンスとは、従業員の満足度、スキルアップ、健康状態、会社組織での経験など、従業員が仕事や職場内で経験できるすべての要素を指す幅広い概念です。

従業員エクスペリエンスと従業員エンゲージメントの間には強い相関関係があり、従業員エクスペリエンスを向上させると、必然的に従業員エンゲージメントが向上します。このエクスペリエンスが向上することによって離職率の低下、従業員のパフォーマンスの向上、そして、外部からの評価が上がることによって優秀な人材の確保にもいい影響を与えます。

もちろん、それとともに従業員のモチベーションも高まるので、結果的には業績や売り上げ向上にも繋がります。

では、LumApps を導入するとどういうことができるようになるのか?

Merit LumApps

 

全ての従業員をつなげる

全ての関係者、従業員をエンゲージします。現場の労働者からオフィスワーカー、パートナー、組織を取り巻く支持者まであらゆる立場の従業員を1つのプラットフォームでつなげます。

業務の妨げになるノイズを排除

パーソナライズされ、ターゲティングされたコンテンツやナレッジの共有により、ノイズとなる情報や多すぎる情報を排除し、各従業員が必要とする情報だけを見やすく配置することができます。

スマートな業務遂行

業務に関連する全ての社内情報、アプリケーション全てがシングルエントリーポイントからアクセスできます。

実用的な知識の創造

社内のナレッジは、多くの場合、うまく社内で共有されておらず、サイロによって分断されている場合がしばしばあります。 プログラムでナレッジをわかりやすく整理された場所に格納して、特定しやすく整理することで、組織に創造性とイノベーションの好循環を生み出します。

間に合わせのテレワークコミュニケーションから本格的なハイブリッドワークスタイルへ。

この記事を書いた人
松下 真子

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