既存の業務 SaaS 体験をブラッシュアップ DX から IT モダナイゼーションへ コロナ禍でのリモートワーク推進もあり、多くの企業において一定程度の DX(デジタルによる業務効率化)の実現がみられています。
SaaS の導入もその 1 つです。ただ、本格的な安定運用に入って何年か経ち、いくつかの改善点も生じています。今後、どのような手立てを講じるべきなのでしょうか。現在の日本企業の実情から、解決法を探ります。
2021 年にシンクタンクの PWC が既存の業務アプリに対する日本企業の課題意識を調査しました。以下のような 7 つの課題が、まんべんなく意識されています。
これらの課題は大きく 2 つに分類できます。
- アプリの利用(機能、快適性)
- 運用面(人材、コスト、災害)
ただ、既存アプリの使用感、性能面で課題があると答えたのは、レガシーシステムが残っている会社で顕著であり、古い独自システムを多用しなければ、あまり顕在化はしないようです。
実質的には、新しい汎用システムへの移管や、運用管理の改善が課題になっています。
