社内コミュニケーション
更新日:
2025-03-20

Workplace from Metaは2026年にサービス提供終了!おすすめ代替ツール12選を紹介

この記事を書いた人
Yuko Kobayashi
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目次

多くの企業では、情報共有やタスク管理などができるプラットフォームを導入しています。その中でも、導入事例が多いツールの1つがWorkplace from Metaです。

ところが、Workplace from Metaは2026年にサービスを終了すると決定しました。今までこのサービスを業務に活用してきた企業は、それに伴い代替ツールへの切り替えを行わなければなりません。しかし、代替ツールになり得るツールは多数あるため、どれを選べばよいかとお悩みの方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、Workplace from Meta代替ツールの比較ポイントに加え、おすすめの代替ツール12選を紹介します。

Workplace from Meta終了に伴い代替ツールが必要

ここでは、Workplace from Metaの基礎知識について、以下の2点を解説します。

  • Workplace from Metaの概要
  • Workplace from Meta終了の流れ

1つずつ見ていきましょう。

Workplace from Metaの概要

Workplace from Metaの基礎知識の1つ目は、Workplace from Metaの概要です。

Workplace from Metaは、Meta社の企業向けコミュニケーションプラットフォームです。Meta社提供だけに、Facebookに似た使いやすさで従業員同士気軽に情報交換や共同作業ができます。

▼Workplace from Metaで可能な作業(一例)

  • グループでのディスカッション
  • ファイル共有
  • ビデオ通話

Workplace from Meta終了の流れ

Workplace from Metaの基礎知識の2つ目は、Workplace from Meta終了の流れです。

Workplace from Metaは、2026年6月1日にアクセスできなくなることが決定しており、2025年9月1日からはデータの読み込みやダウンロードしかできなくなります。そのため、以下のステップを踏んで代替ツールへの移行を進めなければなりません。

▼代替ツールへの移行プロセス

  • 1.移行計画の策定
  • 2.代替ツールの選定・導入
  • 3.データ移行・ユーザー教育

出典:重要: Workplaceは2026年にサービスの提供を終了します|Meta
関連記事:デジタルワークスペースはDX時代に求められるソリューション!活用事例も解説

Workplace from Metaの代替ツールを選ぶポイント

ここでは、Workplace from Metaの代替ツールを選ぶポイントについて、以下の5点を解説します。

  • 使える機能
  • 費用対効果
  • 他サービスとの連携性
  • サポート体制
  • セキュリティ対策

1つずつ見ていきましょう。

使える機能

Workplace from Metaの代替ツールを選ぶポイントの1つ目は、使える機能です。

代替ツールを選ぶ際は、自社業務に必要な機能が過不足なく搭載されているか確認しましょう。機能不足で自社業務で使えないツールでは困りますが、反対に使わない機能が多くても余計にコストがかかってしまいます。自社業務に必要な機能を事前に整理しておきましょう。

費用対効果

Workplace from Metaの代替ツールを選ぶポイントの2つ目は、費用対効果です。

多くの代替ツールには有料プランがありますが、料金はツールやプランごとに大きく異なります。無料の場合、有料プランと比べると使える機能やサポート体制などが不十分なケースがほとんどです。そのため、費用対効果を考慮して最適なツールを選びましょう。

他サービスとの連携性

Workplace from Metaの代替ツールを選ぶポイントの3つ目は、他サービスとの連携性です。

多くの企業では、タスク管理やSFAなどのツールをすでに導入しているでしょう。そこで、代替ツールと自社の既存ツールとの連携性を確認しておく必要があります。自社の既存ツールと連携できれば、一層の業務効率アップやデータ入力のミス防止にもつながるでしょう。

サポート体制

Workplace from Metaの代替ツールを選ぶポイントの4つ目は、サポート体制です。

代替ツールを導入・運用する際は、操作方法がわからないケースや思わぬトラブルが発生することもあるでしょう。そのような状態が続くと業務に支障が出る恐れがあるため、一刻も早く解決したいものです。そこで、メールやチャットなどのサポート体制も確認しておきましょう。その際には、連絡手段や対応時間などがチェックポイントです。

セキュリティ対策

Workplace from Metaの代替ツールを選ぶポイントの5つ目は、セキュリティ対策です。

代替ツールで企業の重要な情報を取り扱うため、セキュリティ対策にも注目しなければなりません。データの暗号化や不正アクセス防止など、セキュリティ対策が万全なツールを選びましょう。

Workplace from Metaの代替ツールへ移行させるポイント

ここでは、Workplace from Metaの代替ツールへ移行させるポイントについて、以下の3点を解説します。

  • ツール要件・導入プロセスの明確化
  • 無料で使用感を確認
  • 協力メンバーの確保

1つずつ見ていきましょう。

ツール要件・導入プロセスの明確化

Workplace from Metaの代替ツールへ移行させるポイントの1つ目は、ツール要件・導入プロセスの明確化です。

チームの規模や業務内容など、自社の状況によって必要な機能は異なります。例えば、小規模なチームなら使いやすさを重視してシンプルなツールが向いており、反対に大規模なチームなら高度な機能やセキュリティ体制が必要になる可能性が高いでしょう。複数のツールを比較検討し、段階的に選定を進めることで導入後のミスマッチを防ぐことが欠かせません。

無料で使用感を確認

Workplace from Metaの代替ツールへ移行させるポイントの2つ目は、無料で使用感を確認することです。

多くのツールには、無料トライアル期間や無料プランが設けられています。これらを活用し、ツールの機能や使い勝手を試すことで、自社の業務に合っているか確認しましょう。その結果を踏まえて、導入後の課題を事前に洗い出しておくことにより、最適なツールを選定でき、スムーズな移行を実現できます。

協力メンバーの確保

Workplace from Metaの代替ツールへ移行させるポイントの3つ目は、協力メンバーの確保です。

スムーズに代替ツールに移行するには、社内の協力が欠かせません。移行の目的やメリットをしっかりと伝え、関係者の理解を得ましょう。また、代替ツール導入後はユーザーからの質問にスムーズに対応できるよう、社内のサポート体制を整えることも必要です。

関連記事:職場ではコミュニケーションの重要性が見逃せない!促進する手法やポイントも解説

Workplace from Metaの代替ツールのおすすめ12選

ここでは、Workplace from Metaのおすすめ代替ツールについて、以下の12点を解説します。

  • LumApps
  • Google Workspace
  • TUNAG
  • Slack
  • Microsoft Teams
  • Asana
  • workvivo
  • Zoho Workplace
  • ClickUp
  • Microsoft 365
  • Dropbox Business
  • Stock

1つずつ見ていきましょう。

LumApps

LumApps

LumApps社が提供する、Google・Microsoftとパートナーシップを結んでいるプラットフォームです。

HTMLを操作しなくても容易に社内ポータルを作成できるため、新たに社内ポータルを導入したいユーザーにおすすめです。テンプレートやウィジェットを活用すれば、ITリテラシーに自信がなくても見やすく使いやすいポータルサイトを作れるでしょう。

ビデオ共有やデータ分析など、自社のデータを全社で効果的に扱える機能も豊富です。

LumAppsの特長

  1. ホームページ上でデモサイトを用意
  2. 各種イベント・オンラインセミナーを開催
  3. モバイル対応

詳細はこちら: https://www.lumapps.com/ja/

Google Workspace

Google Workspace

Google社が提供するコラボレーションツールです。

GmailやGoogle Driveなど、Google社の各種サービスを、クラウド上でまとめて利用できます。独自ドメインのメールを使えるので、ビジネスで信頼性を高めたい場合におすすめです。

セキュリティ面も充実しているので、パスワード要件のカスタマイズや広告の無効化などを通じ、より安全にサービスを使いましょう。

Google Workspaceの特長

  1. ホームページよりニュースレターを配信
  2. 最先端のGoogle AIで作業を効率化
  3. 14日間無料トライアルあり

詳細はこちら: https://workspace.google.com/intl/ja/

TUNAG

TUNAG

株式会社スタメンが提供する組織改善クラウドです。

組織の各種データを容易に可視化・分析できるため、社内の現状と課題を特定できます。課題を特定して、課題に応じて柔軟にカスタマイズすれば、強力に課題解決をサポートするでしょう。

チャットや掲示板など情報共有機能も豊富なため、社内コミュニケーションを促進したい場合にもおすすめです。

TUNAGの特長

  1. 利用継続社1,000社以上
  2. 継続率99%以上
  3. 無料デモあり

詳細はこちら: https://biz.tunag.jp/

Slack

Slack

Slack社が提供するビジネスチャットツールです。

ビジネスシーンで強力に役立つチャットツールで、特定のメンバーやテーマに絞った「グループチャット」で情報の整理がしやすくなります。また、ファイルやキーワードを検索することで、過去のデータを振り返れます。

マルチデバイス対応によりあらゆる勤務形態に対応できる上、連携できるツールも多いため、さまざまな企業で便利に使えるでしょう。

Slackの特長

  1. Google・Appleアカウントでもログイン可能
  2. 有料プランでSlack AIを利用可能
  3. フリープランあり

詳細はこちら: https://slack.com/intl/ja-jp/

Microsoft Teams

Microsoft Teams

Microsoft社が提供するコラボレーションプラットフォームです。

ビデオ会議では、画面共有やホワイトボード機能などWeb会議でほしい機能を一通り使えます。チャットツールとしても使えるので、社内情報共有のため使いこなしましょう。

共同編集機能を活用すれば、遠方にいるメンバー間で話し合った内容をすぐに反映させて、効率的なアウトプット作成が可能です。

Microsoft Teamsの特長

  1. 教育機関向けプランあり
  2. iOS・Androidアプリあり
  3. 無料プランあり

詳細はこちら: https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/group-chat-software

Asana

Asana

Asana社が提供するワークマネジメントツールです。

ガントチャートやかんばんボードなどの機能を活用することで、効率よくタスク・プロジェクト管理を実行できます。わかりやすいデザインで直感的に操作できるため、ITリテラシーに自信がなくとも安心です。

連携できるツールも豊富なため、すでに導入済みのサービスと連携できれば、一層便利に使えるでしょう。

Asanaの特長

  1. 体験デモ可能
  2. Googleアカウントでもログイン可能
  3. 無料プランあり

詳細はこちら: https://asana.com/ja

workvivo

workvivo

Zoom社が提供する従業員体験プラットフォームです。

社内情報を手軽に共有することで、従業員のエンゲージメント向上に寄与します。例えば、ビデオや社内報などさまざまな形式で社内情報の発信が可能です。また、デジタルワークスペースとしても使えます。

アンケートやコンテンツなどの分析機能も充実しているため、施策の効果検証・改善にも取り入れてみましょう。

workvivoの特長

  1. 90カ国への自動翻訳
  2. Workvivo TVを使えば社内ディスプレイをデジタルサイネージ化
  3. モバイル対応

詳細はこちら: https://www.workvivo.com//

Zoho Workplace

Zoho Workplace

Zoho社が提供するコラボレーションスイートです。

メール・オンライン会議・チャットなど、社内でのやり取りを実現するさまざまな機能が用意されています。よって、これ1つで社内の情報共有を大きく加速できるでしょう。

また、多要素認証などのセキュリティ面も万全である上、他ツールからのデータ移行も容易であるため、さまざまな企業におすすめです。

Zoho Workplaceの特長

  1. 30万社を超える利用実績
  2. iOS・Androidアプリあり
  3. 永久無料プランあり

詳細はこちら: https://www.zoho.com/jp/workplace/

ClickUp

ClickUp

Mango Technologies社が提供するタスク管理ツールです。

タスク管理において、実作業時間を計測できるため、業務の現状把握や改善に大いに役立つでしょう。また、サブタスクの細分化や優先順位付けも柔軟にできるため、作業の流れを細かく把握できます。

リマインダー機能も用意されているため、忙しい中でも各タスクを見逃すリスクを軽減できので安心です。

ClickUpの特長

  1. 連携できるツールが豊富
  2. Googleアカウントでのログインも可能
  3. 無料プランあり

詳細はこちら: https://clickup.com/

Microsoft 365

Microsoft 365

Microsoft社が提供するサブスクリプションサービスです。

Word・Excelなど、Microsoft社が提供するサービスを一通り使えます。また、通信の暗号化やISO基準対応などセキュリティ対策も万全なので、機密性が高い情報を取り扱いたい場合にも安心です。

バージョンの更新も自動で行ってくれるので、常に最新バージョンのMicrosoftサービスを利用できます。

Microsoft 365の特長

  1. マルチデバイスで利用可能
  2. AIコンパニオンCopilotで一層便利に
  3. 1ヶ月間無料トライアルあり

詳細はこちら: https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365

Dropbox Business

Dropbox Business

Dropbox社が提供する容量無制限のオンラインストレージです。

30万件以上ものアプリとリンクできるため、自社の課題に応じてより強力にカスタマイズできます。また、PCやタブレットなどさまざまな端末で使えるため、あらゆる勤務形態に対応可能です。

データ共有や共同編集も容易なため、チーム全体で作業効率を高めたいニーズにも応えられるでしょう。

Dropbox Businessの特長

  1. 世界15万社で導入実績
  2. シングルサインオン対応
  3. 30日間無料トライアルあり

詳細はこちら: https://navi.dropbox.jp/lp/index4advertime.html

Stock

Stock

株式会社Stock社が提供する情報管理ツールです。

シンプルな操作性と社内情報のストックに自信があり、必要なタイミングですぐ参照したい情報が多い場合でも安心できます。また、タスク管理やメッセージ機能もついているので、幅広い業務に使えるでしょう。

閲覧権限の設定やバックアップデータの保持、さらには誤削除防止機能もついているため、重要度の高い情報を取り扱いたい場合にもおすすめです。

Stockの特長

  1. iOS・Androidのアプリあり
  2. 国際セキュリティ資格を取得済み
  3. フリープランあり

詳細はこちら: https://www.stock-app.info/

まとめ

今回は、2026年にサービス終了するWorkplace from Metaについて、代替ツールの比較ポイントや移行ポイントに加え、おすすめの代替ツール12選を紹介しました。

代替ツールを選ぶ際は、自社の目的に応じた機能がそろっていることを大前提に、費用対効果や他サービスとの連携性など複数のポイントを総合的に判断しましょう。

これにより自社にとって最適なツールを選んだうえで、導入プロセスを明確化し部署や会社全体で協力して代替ツールへの移行を進めます。代替ツールは数多くありますが、まずは今回ご紹介した12選より比較検討されてはいかがでしょうか。

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