社内コミュニケーション
更新日:
2025-04-22

社内ブログとは?作り方や活用事例をおすすめツール3選とともに解説

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企業で情報共有や理念の浸透を推進する方法は、いくつかあります。その中で、インターネットの普及に伴い誕生した方法が「社内ブログ」です。社内ブログは、手順を踏んで正しく構築・運用すれば少なからず効果が期待できます。

しかし、いざ社内ブログを構築しても、ブログのネタが思い浮かばない場合もあるでしょう。活用事例やブログツールを知っていれば、社内ブログの構築・運用がしやすくなります。

そこで今回は、社内ブログの意味やよくあるネタに加え、おすすめのブログツール3選を紹介します。

社内ブログとは

社内ブログは、一般的なブログとは異なり組織内の従業員だけが閲覧できる、非公開型のブログです。Web社内報やイントラブログと同義にされることも多く、社内ネットワーク上で運用される情報共有手段として活用されています。

ここでは、社内ブログの効果について、以下の4点を解説します。

  • 迅速な情報共有
  • 企業理念の浸透
  • 社内でのコミュニケーション促進
  • 従業員のエンゲージメント向上

1つずつ見ていきましょう。

迅速な情報共有

社内ブログの効果の1つ目は、迅速な情報共有です。

社内ブログを使うことで、従来使われてきた紙媒体よりも、効率的に情報発信ができます。リアルタイムで情報共有ができるため、ナレッジやノウハウの統合が進み、サービス品質や顧客満足度の向上につながるでしょう。

関連記事:情報共有がビジネスにおいて欠かせない理由とは?できていない組織の特徴も解説

企業理念の浸透

社内ブログの効果の2つ目は、企業理念の浸透です。

従業員に企業理念を浸透させ、意識を統一できれば、従業員のモチベーションアップにつながるでしょう。それにも社内ブログは有効です。社内ブログで企業理念や経営ビジョンを共有することで、従業員が目指すべき方向性が明確になり、モチベーション向上が期待できます。

社内でのコミュニケーション促進

社内ブログの効果の3つ目は、社内でのコミュニケーション促進です。

社内ブログは、全社的な情報共有プラットフォームとしても活用できます。投稿へのコメント機能を活用すれば、双方向のコミュニケーションが可能で、部門を越えた業務連携や経営基盤の強化にも寄与するでしょう。

従業員のエンゲージメント向上

社内ブログの効果の4つ目は、従業員のエンゲージメント向上です。

どれほど技術が進歩しても、企業の持続的発展には従業員の力が欠かせません。従業員が優れたパフォーマンスを発揮するには、従業員のエンゲージメント向上が必須です。

社内ブログで企業理念の浸透や社内コミュニケーションの活性化を図ることで、従業員のエンゲージメント向上が期待できます。

関連記事:職場ではコミュニケーションの重要性が見逃せない!促進する手法やポイントも解説

社内ブログの正しい作り方

ここでは、社内ブログの正しい作り方について、以下の6点を解説します。

  • 社内ブログを作成する目的の整理
  • フォーマットや担当者の決定
  • 運用ルールの決定
  • 使いやすいツールの選定
  • 従業員に社内ブログの背景を周知
  • 継続的な改善

1つずつ見ていきましょう。

社内ブログを作成する目的の整理

社内ブログの正しい作り方の1つ目は、社内ブログを作成する目的の整理です。

社内ブログの導入時には、具体的な解決したい課題やブログの導入目的を明確にしましょう。そこから、ブログの投稿内容が決まってきます。

例えば、経営理念の浸透を目指す場合は管理部門から現場への発信が、顧客の声やノウハウの共有が目的であれば現場からのボトムアップ型の発信がおすすめです。

フォーマットや担当者の決定

社内ブログの正しい作り方の2つ目は、フォーマットや担当者の決定です。

フォーマットと担当者の設定では、具体的な記事の内容や書き手を事前に決めておくことが大事です。ブログで書く内容や書き方に明確な基準がなければ、まとまりがなくなり、思うような効果が得られないでしょう。

例えば、プライベートな内容の投稿にするなどの運用ルールを明文化し、その上で記事更新の担当者も決めておくと良いです。

運用ルールの決定

社内ブログの正しい作り方の3つ目は、運用ルールの決定です。

運用ルールの策定では、投稿内容に関する具体的な指針を設けることで、トラブルを未然に防げます。特に他部門へのフィードバックを行う場合は、問題点の指摘だけでなく、改善案も含めた建設的な内容とするなどの配慮が欠かせません。

使いやすいツールの選定

社内ブログの正しい作り方の4つ目は、使いやすいツールの選定です。

社内ブログツールはいくつかありますが、従業員の業務環境を踏まえ、使いやすさは確実にチェックしましょう。PCをあまり使用しない従業員が多い場合は、モバイル対応のツールがおすすめです。また、画面の見やすさや入力のしやすさにも注目しましょう。

更新や閲覧のハードルを下げることが、活用促進のポイントです。

従業員に社内ブログの背景を周知

社内ブログの正しい作り方の5つ目は、従業員に社内ブログの背景を周知することです。

単に社内ブログを開始すると従業員へ伝えるだけでなく、導入の意図や背景も丁寧に伝えましょう。
経営陣と現場の距離を縮めることや優れた取り組みを可視化するなどの、社内ブログの目的を共有することで、従業員の理解と協力を得やすくなります。

継続的な改善

社内ブログの正しい作り方の6つ目は、継続的な改善です。

社内ブログをスタートさせても、一部の従業員しか活用していなければ意味がありません。利用状況の把握や継続的な改善が必要です。

閲覧数の確認やアンケートなどで社内ブログの課題を特定し、ツールの改修や入力項目の見直しなど、具体的な改善策を実施しましょう。

社内ブログによくあるネタ

ここでは、社内ブログによくあるネタについて、以下の13点を解説します。

  • 会社情報紹介
  • 部署・従業員紹介
  • 従業員インタビュー
  • 従業員同士の座談会レポート
  • 時事ネタ
  • 研修・ルール周知
  • ノウハウ・ナレッジ共有
  • 季節の話題
  • 施設紹介
  • アンケート発信
  • イベント紹介
  • おすすめのお店紹介
  • 結婚・出産祝い

1つずつ見ていきましょう。

会社情報紹介

社内ブログによくあるネタの1つ目は、会社情報紹介です。

会社情報紹介では、経営理念・方針・新商品情報などを共有することで、経営層と従業員をつなぎましょう。

部署・従業員紹介

社内ブログによくあるネタの2つ目は、部署・従業員紹介です。

部署・従業員紹介では、各部署の業務内容や所属社員を紹介し、部署間コミュニケーションの促進を図りましょう。

従業員インタビュー

社内ブログによくあるネタの3つ目は、従業員インタビューです。

従業員個人へのインタビューで、価値観や得意分野を深掘りすれば、従業員同士の相互理解も深まるでしょう。

従業員同士の座談会レポート

社内ブログによくあるネタの4つ目は、従業員同士の座談会レポートです。

座談会レポートでは、複数従業員による対談を通じて、新たな発見を得られるかもしれません。

時事ネタ

社内ブログによくあるネタの5つ目は、時事ネタです。

話題になっているニュースや自社業務に大きく関わる最新トピックスについて、情報共有を行いましょう。

研修・ルール周知

社内ブログによくあるネタの6つ目は、研修・ルール周知です。

例えば、ブログを通じた手軽な社内研修や基本的なエチケットのわかりやすい解説も良いでしょう。

ノウハウ・ナレッジ共有

社内ブログによくあるネタの7つ目は、ノウハウ・ナレッジ共有です。

ノウハウ・ナレッジ共有では、セミナーや勉強会の内容を記事化していつでも閲覧できる形で知識を蓄積できます。

関連記事:ナレッジ共有とは?社内で行う目的や役立つツールなどを一挙解説

季節の話題

社内ブログによくあるネタの8つ目は、季節の話題です。

季節の話題では、年中行事や季節特有の注意点など、定期的に活用できる情報を発信しましょう。

施設紹介

社内ブログによくあるネタの9つ目は、施設紹介です。

特に新入従業員や転入者向けにおすすめです。施設紹介では、施設の利用方法や活用ポイントを解説しましょう。

アンケート発信

社内ブログによくあるネタの10個目は、アンケート発信です。

アンケートから従業員の意見や実態を把握できるため、有益な統計情報として共有しましょう。

イベント紹介

社内ブログによくあるネタの11個目は、イベント紹介です。

社内サークルや従業員同士のイベントなどについて発信することもおすすめです。イベントを通じて見える従業員の新たな一面を紹介してもよいでしょう。

おすすめのお店紹介

社内ブログによくあるネタの12個目は、おすすめのお店紹介です。

会社周辺の飲食店など、従業員がおすすめのお店を紹介することも、誰もが気軽に読める話題と言えます。

結婚・出産祝い

社内ブログによくあるネタの13個目は、結婚・出産祝いです。

結婚・出産祝いなど、従業員にとって喜ばしい出来事を発信することで、職場の雰囲気の改善にもつなげられるでしょう。

社内ブログの活用事例

ここでは、社内ブログの活用事例について、以下の2点を解説します。

  • 小売チェーンA
  • メーカーB

1つずつ見ていきましょう。

小売チェーンA

社内ブログの活用事例の1つ目は、小売チェーンAの事例です。

小売チェーンAでは、社内ブログで業務改革に関する情報共有を図っています。各店舗のスタッフが参加しやすい環境を整備し、業務改革に関する会議議事録をブログ上で共有することで、人材確保・ノウハウ共有・オペレーション向上などにつなげています。業務に関連するプライベートな内容の記載も許可することで、従業員のコミュニケーション活性化を図っている点も特徴です。

メーカーB

社内ブログの活用事例の2つ目は、メーカーBの事例です。

メーカーBでは、写真ギャラリーや経営者ブログなどユニークなコンテンツを社内ブログで展開しています。写真ギャラリーを通じて従業員同士の自然な会話が始まり、投稿数が大幅に増加しました。経営者が発信するブログへの関心も高まり、従業員の帰属意識向上にもつながっています。

社内ブログを構築できるおすすめツール3選(無料トライアルあり)

ここでは、社内ブログの構築ツールについて、以下の3点を解説します。

  • LumApps
  • WordPress
  • ourly

1つずつ見ていきましょう。

LumApps

LumApps

LumApps社が提供する、社内情報発信に役立つプラットフォームです。

HTMLを操作しなくても、簡単に社内ブログを構築できます。テンプレートやウィジェットも充実しているため、Webデザインに自信がない場合でも、簡単にきれいな社内ブログを構築できます。

まずは無料デモで操作感を試してみましょう。

LumAppsの特長

  1. Google・Microsoftとパートナーシップ
  2. 各種イベント・オンラインセミナーを開催
  3. モバイル対応

詳細はこちら: https://www.lumapps.jp/

WordPress

WordPress

Automattic社が提供する、CRMサービスです。

世界中で広く使われているCRMサービスで、操作方法に関しては日本でも数多くの教材がリリースされています。プラグインやテーマが豊富で、シンプルな社内ブログだけでなく、デザイン性にこだわった社内ブログも構築できます。

HTMLの知識がなくとも十分ブログの運営が可能です。

WordPressの特長

  1. WordPress コミュニティあり
  2. 世界各国の何百万ものウェブサイトで採用
  3. 無料で利用可能

詳細はこちら: https://ja.wordpress.org/

ourly

ourly

ourly株式会社が提供するWeb社内報ツールで、社内ブログとしても活用できます。

使いやすく、従業員同士が交流する仕掛けも充実しているため、単なる社内ブログではなく、エンゲージメントの向上にも寄与します。

分析機能や200社以上に対する支援実績を活かした実行支援体制で、社内ブログの導入目的をより確実に実現できるでしょう。

ourlyの特長

  1. 金融機関やインフラ系企業でも採用実績あり
  2. HPで料金見積もり可能
  3. 2週間無料トライアルあり

詳細はこちら: https://service.ourly.jp/

まとめ

今回は、社内ブログの意味やよくあるネタに加え、おすすめのブログツール3選を紹介しました。

社内ブログは、一般的なブログとは異なり組織内の従業員だけが閲覧できる、非公開型のブログで、社内の情報共有や従業員のエンゲージメント向上に寄与します。導入時には、目的を整理してからツール選定や継続的改善まで手順を踏んで行いましょう。

企業ブログでは、会社情報紹介や従業員インタビューなどさまざまなネタを紹介しましょう。また、他企業の事例も参考にすると、よりイメージしやすくなります。

社内ブログを作成できるツールは豊富ですが、まずは今回紹介した3選から比較するとよいでしょう。

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